ワイヤレスの充電管理と不自然な低音に疲れてない?
外出前にケースのバッテリー残量を確認する。
混雑した駅で急にプツッと音が途切れる。
アプリを立ち上げてファームウェアのアップデートを待たされる。
便利になるはずのワイヤレスイヤホンに、いつの間にか振り回されていませんか。
私は完全に疲弊していました。
ノイズキャンセリングの強烈な圧迫感と、スマホ側で無理やりブーストされたようなドスドス響く低音。最初は「おっ、すごい」と思うものの、1時間も聴いていると耳の奥がジンジンしてきて、無意識にイヤホンを外してしまう。
ただ純粋に、好きな音楽を好きなだけ聴きたい。
そんな当たり前の欲求を満たすために買ったのが、ゼンハイザーの有線イヤホン「IE 200」です。

箱出し一発目で「マジか」と声が漏れた夜
届いたその日の夜、スマホに変換アダプタを噛ませてIE 200を挿し込みました。
耳の裏にケーブルを引っ掛ける「シュア掛け」をして、いつも聴いているアコースティックの曲を再生した瞬間。
「マジか……」
静かな部屋で、本当に声が漏れました。
ボーカルの息継ぎの生々しさ、ギターの弦を擦る指の音。
何より驚いたのは「音の軽やかさ」です。
無理やり作られた低音ではなく、そこにあるべき低音が自然に鳴っている。
高音はどこまでも伸びていくのに、耳に刺さるような痛さが全くない。
気づけば深夜2時。アルバムを3枚ぶっ続けで聴き終えた後、思わずニヤニヤしている自分がいました。耳の疲れも全くありません。
結局、バッテリー寿命ゼロの有線が最強な理由
IE 200を使い始めて気づいた圧倒的な強みは「何も考えなくていい」ということです。
ケースから出して、挿すだけ。
それだけではありません。
このイヤホンには、マニア心をくすぐる物理的なギミックが隠されています。
「デュアルチューニングシステム」と呼ばれるもので、イヤーピースを押し込む深さを変えるだけで音が変化するんです。
- 標準ポジション(奥まで押し込む):タイトで輪郭のはっきりした低音が鳴る。ロックやEDMを楽しく聴きたい時に。
- オープンポジション(浅く装着する):フワッと空間が広がり、高音の抜けが圧倒的に良くなる。女性ボーカルやクラシックを聴くと鳥肌が立つ。
アプリのイコライザーをいじるのではなく、自分の指でカチッとポジションを変えるアナログな操作感がたまりません。しかも本体は信じられないほど軽く、耳にすっぽり収まるサイズ。着けていることを本当に忘れます。
買う前に知っておくべき「ケーブルの癖」と「タッチノイズ」
ここまでベタ褒めしてきましたが、実際に毎日使っているからこそ分かる「ちょっとイラッとする部分」も包み隠さずお伝えします。
最大の弱点は、付属ケーブルの取り回しです。
ゼンハイザー特有の少し細くて硬いケーブルが採用されているのですが、これが服のジッパーや襟に擦れると「ゴソゴソ」というタッチノイズが耳に伝わってきます。
また、箱から出した直後はケーブルに巻き癖がついていて、少し絡まりやすいです。
【対策はこれ一択】
ケーブルの途中についている「アゴ下のスライダー」をキュッと上まで引き上げてください。
これだけでケーブルが顔の輪郭にピタッと沿い、服に擦れなくなるのでタッチノイズが劇的に消滅します。
どうしてもケーブルが気に入らなければ、後から別のケーブルに付け替える(リケーブル)ことも可能です。(※ただし端子付近の形状が特殊なので、IE 200対応と明記されたものを選ぶ必要があります)
こんな人なら絶対に後悔しない
実際に使い込んだ結果、以下に当てはまる人には自信を持っておすすめできます。
- ワイヤレスの充電管理やペアリング不良にうんざりしている人
- ドンシャリ(低音と高音が強すぎる音)ではなく、自然で聴き疲れしない音が好きな人
- ASMRやアコースティック音源、女性ボーカルをよく聴く人
- 耳が小さくて、大きなワイヤレスイヤホンだと痛くなってしまう人
逆に「とにかく脳が揺れるような爆低音が欲しい」「ケーブルが服に触れるのすら許せない」という人には向いていません。
【補足】実は「耳の健康」を考えるなら有線が合理的?
最近の研究では、ワイヤレスイヤホンの長期使用によるリスクも少しずつ指摘され始めています。
- 電磁波と体への影響:Bluetoothの電磁波が、首に近い甲状腺や脳へ蓄積されることによる長期的な影響を懸念する研究報告が出ています。
- 化学物質の吸収:イヤホン本体のプラスチック素材に含まれる成分が、汗によって耳の皮膚から吸収され、ホルモンバランスに影響を与える可能性も調査されています。
- 物理的な耳の負担:密閉による細菌の繁殖や、デジタル処理された音による「スマホ難聴」のリスクは、ワイヤレスの方が高くなりがちです。
「100%危険」と断定はできませんが、自宅でゆっくり音楽を楽しむ時くらいは、電磁波もバッテリーも気にしない「有線」に切り替える。これは、自分の体を労わるための、賢くて贅沢な選択だと言えるかもしれません。
ワイヤレスの時代はもう古い?
バッテリーの寿命を気にしながら、機械に急かされるように音楽を聴くのはもう終わりにしませんか。
IE 200は、スマホのジャックに挿し込んだ瞬間から、ただ純粋に音と向き合う時間を作ってくれます。
1万円台後半という価格は、決して安い買い物ではありません。
でも、数年でバッテリーが死んでゴミになるワイヤレスイヤホンと違い、有線イヤホンは断線さえ気をつければ5年、10年とあなたの相棒になってくれます。
耳の中だけでこっそり極上のライブハウスを独り占めする感覚。
ぜひ一度、味わってみてください。
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